現代医学の限界と過ちは、根本的な部分にあります。病気・症状を身体の故障、もしくは敵としてしか認識せず、その役
割を正しく認識していないのです。ですから多くの病気や症状に対して、対処がちぐはぐになります。
解り易いところで風邪を例に出します。風邪にかかると、様々な症状が出ます。発熱、悪寒、咳、下痢など、これら全て
は風邪を治癒させるための症状であって、決して悪いものではありません。ところが医者にかかると薬を飲まされたり注射
を打たれたりして、この症状を止めてしまいます。そうしますと細菌が繁殖して他の病気を併発させますので、それを抗生
物質で抑えようとします。また抗生物質は、ピンポイントで悪い狙った細菌だけに効くわけではありません。その他身体に
とって必要な細菌までもが巻き添えを被るのです。抗生物質を処方されると下痢をする事がしばしばありますが、これは腸
内細菌が殺されてしまう事が原因です。また抗生物質そのものを、何とか体外に出そうとする防衛反応です。
症状は軽くなるので良くなった錯覚はしますが、決して治ったわけではありません。自然治癒が妨げられているので、む
しろ治癒は遅れてしまうのです。また薬は身体にとっては毒物です。肝臓で解毒を行うため、肝臓にもダメージになります。
投薬は身体にとっては、自然治癒は遅れるし負担はかかるし、嫌がらせのようなものです。また治癒の過程で身体の毒素や
老廃物が綺麗に掃除されるのですが、その効果も当然消されてしまいます。わざわざ風邪にかかった意味がなくなります。
現代医学では、健康を表面的な数値上で見る悪癖があります。血圧が高いとか低いとか、コレステロール値がどうである
とか、鉄分が多いとか少ないとか、画一的な基準で人間の健康状態を判断します。そしてその基準の外にあると弊害が出る
ので、薬を使って表面的に数値を合わせます。しかし身体はそんな単純なものではありません。身体は常に統合的に機能し
ており、検査上で数値が偏るのにも前向きな根拠があります。
高血圧と診断されれば、降圧剤が処方されます。この薬は身体が血圧を上げるシステムを妨害して、血圧を上げられない
ようにコントロールするものです。高血圧ではなくなるので、これで健康に近づくのでしょうか? いえ、違います。より
不健康な状態に追いやられてしまいます。そもそも血圧が高くなるのは、血圧を上げる必要があるからです。例えば脂肪が血管に
詰まるなどして、血管が細くなっている状態があるとします。血圧を上げて血流量を確保しなければ、組織に必要な栄養が
供給できません。だから血圧を上げてカバーするのです。医者の立場で高血圧になっている原因が不明だとしても、それは
医学が身体のメカニズムを解明していないだけの話です。身体は何か必要があるので、血圧を上げています。それを血圧が
上がってしまう身体の故障のように考えるから、単純に下げておこうという発想に至ります。
このように強制的に血圧を下げられてしまった結果、身体は必要な血流量を確保できず、組織はエネルギー不足に陥りま
す。また老廃物の排泄も滞り、体調悪化を招くのです。数値上では血圧が高くても、そちらの方が主観的な体調は良かった
りします。また実際、血圧を下げる薬を常用して寿命が伸びたデータもなく、むしろ降圧剤を使わない人の方が長生きをし
ているデータがあります。身体はその時々の精神状態や身体の状態に合わせて、血圧を上げたり下げたり調整をするのです
が、これを常に邪魔され続けられている状態がどのようなものか、考えるとゾッとしませんか?
コレステロールと聞くと、身体に悪いものというイメージが先行しないでしょうか? 数値が低ければ低いほど良いとい
うような誤解は珍しくありません。また悪玉コレステロールとよく言いますが、善玉も悪玉も本来はありません。コレステ
ロールは身体にとって重要な栄養素ですが、肝臓から細胞に運搬されるコレステロールが悪玉とされているのです。これは
勿論細胞にとって必要なコレステロールが運ばれているので、悪玉扱いしては可哀相です。確かにコレステロールが過剰に
なって血管が詰まるという現象は起こりますが、それ自体が悪というわけではありません。
コレステロール値は220を超えると、高いと診断されます。そしてコレステロールを下げる薬を処方されるのですが、
これが良くありません。確かに心臓病のリスクはそれで軽減されるのですが、逆にガンを発生させる確率が上がってしまい、
全体の死亡率は向上してしまいます。逆に高コレステロールとされる人の方が、元気に長生きしていたりします。これを無
理に下げると免疫力が落ちたり、不安感が強くなって鬱に入ったり、様々な弊害が出ます。
発熱についても同様です。身体を守ろう・綺麗にしようという働きが発熱です。これを
わざわざ下げる必然性はどこにもありません。多くの医者は未だに、発熱を身体の異常かのように扱います。病原菌や異常細胞
は、熱に弱いという性質を持っています。逆に高い熱にあると、免疫は力を増します。これを下げてしまえば、病原菌や異
常細胞を助け、免疫の邪魔をしているようなものです。高熱は病気が良くなった結果、必要がなくなって下がるものです。
それが病気が治ったという一つの目安になります。病気が治ってもいないのに、熱だけを抑え込んでしまっては、何の意味
もありません。実際解熱剤を用いた方が、病気の治り自体は遅くなります。
近年SARSが流行し、多くの死亡者を出しました。ところがアメリカではSARSによる死亡者は確認されていません。何か特
別な医療を行ったのでしょうか? いえ違います。アメリカでは点滴と酸素吸入といった支持療法を行い、熱を下げる措置
は行っていなかったのです。つまり防衛反応である発熱を邪魔しない事で、結果として死亡者が出なかったと評価できます。
ガンについて書きます。抗がん剤治療・放射線治療・手術が西洋医学での三大治療です。ですがこの治
療には根本的な欠陥があります。
まず抗がん剤治療ですが、これは増殖の速い細胞を狙い撃ちする薬です。ガンにダメージ
を与えて、見た目にガン組織が小さくなり、かなり効果が出る場合も多い。ですが増殖の速い細胞は、勿論ガン細胞だけで
はありません。都合よくガン細胞だけを退治できたりはしないのです。骨髄で作られる血液細胞、消化器の細胞、毛根細胞
などもターゲットになります。だから抗がん剤治療を行うと、髪が抜け落ちます。造血幹細胞がダメージを受けるので、白
血球の量が減ってしまい、免疫力が落ちます。これは深刻な副作用で、ガンと戦うための身体が壊されてしまうのです。敵
も味方も関係なく空爆を行う。これが抗がん剤治療です。そしてガン細胞が残っていると、もはや身体は戦う力を失ってお
りますので、簡単に再発してしまうのです。
次に放射線治療です。これも身体に深刻なダメージを与えます。いくらガン細胞を局所で狙おうとも、その害は全身にま
で及んでしまいます。細胞膜が傷つけられ、細胞の内容物が流れ出します。強い酸化の性質があり、遠く離れた細胞までも
次々に破壊します。身体はその治癒に追われる事になり、ガンへの対抗が疎かになるのです。つまり免疫力が落ちる結果に
なります。
次に手術ですが、人間の体内に切り取って良い場所はありません。身体は全体のバランスを失い、当然様々な後遺症に悩
まされる結果になります。
ガンは自然治癒力で対処するのが、最も効果的です。免疫は抗がん剤のように敵味方も解らず攻撃してしまう事はありま
せん。正しくガン細胞を認識し、効率的に対処が可能です。しかし医者は「免疫力だけではガンには勝てない」と、このよ
うに言うでしょう。それもある意味正しい見解です。毒素が溜まり、免疫力が落ちている状態にあるからこそ、ガンになっ
ているのです。ですからそのままの免疫力ではガンに勝てなくて当然です。自然治癒力を向上させなければ、ガンに対抗す
る体勢は整いません。自然治癒力を正しいアプローチで向上させてやれば、そうそう簡単にガンに殺されてしまう事はあり
ません。また再発のリスクも極めて少ない。身体が自分で治ろうとする力を妨げる治療は、仮に結果として治ったとしても、
無駄に身体を傷つけるものです。ガンを治す力は、元々人間には備わっているのですから、それを高めてあげれば良いのです。
基本的に西洋医学で処方される薬というものは、症状を抑える事を目的としたものです。ですが発熱や湿疹、咳、血圧上
昇といったあらゆる症状は、身体が自主的に排毒・解毒、防衛のために起こしている事実があります。症状を抑えるという事
は、身体が自分で治ろうとしているのを妨害する結果になります。健康は薬によってもたらされるものではなく、統合的に心身
の活動によってのみ獲得・維持できるものです。
症状が消えれば健康になった気になります。しかしそれは錯覚です。症状は排毒・解毒、防衛の必要がなくなった時点で
必然的に収束するべきもので、薬物使用によるそれは身体にとっては迷惑行為。毒素が溜まり続ける結果になるだけで、むし
ろ健康からは遠ざかるものと認識を改める必要があります。本当の治癒は身体が自律的に行うのですが、薬物はそれを遅らせ
たり、酷い時には不可能にさせたりするものです。
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