身体にとって、毒とは何か?
放射能や水銀などの有害物質は、勿論身体にとって毒です。それとはまた別に、本来は有害ではない物も毒となる場合があります。過ぎたるは及ばざるが如しで、食べ過ぎや飲み過ぎで身体が持て余してしまえば、それは有害物質と変わるのです。
消化・吸収が追いつかない程、食べ過ぎてしまえばどうでしょうか。必要な分を除いては、身体にとっては負担になるだけです。つまり毒に変わってしまいます。水でさえも同様です。最近は血がサラサラになるとか、新陳代謝が良くなるとかで大量に飲む事が信奉されている風潮がありますが、大きな間違いです。水分についても適量があって、それを超えると身体にとって毒になってしまうのです。水は身体を冷やします。人間は体温を維持して活動していますので、冷されると当然機能が悪くなります。
また動物性の物は毒が溜まり易い傾向が強くあります。人間は雑食で何でも食べますが、基本的には穀物や野菜をメインにする構造になっています。動物性の物は許容範囲内にあるというだけで、積極的に摂りたいとは位置づけられていません。
欧米食化が進み、肉を食べるとスタミナや体力がつくというイメージが進みましたが、それは誤りです。菜食主義者でも筋肉質の方が多く存在する事実が、それを物語っています。歯の構造を見てもらえば、大部分が臼歯で構成されています。つまり穀物などを主食にして生活していくよう、身体がデザインされているのです。動物性のものを摂取しますと、それを無害化しようと肝臓や腎臓が頑張らなければいけません。食べ過ぎると、当然負担過多になります。肉よりも魚の方が毒が溜まり難い傾向にはありますが、いずれにせよ、毎日であったのを1日おきにされるとか、週に1度にされるとか、摂取される量を減らす事です。
ここでは、毒とは身体を蝕むもの、負担をかけるもの全般を指す言葉として使用します。
汚染される現代社会
食品添加物や農薬が身体に悪いという事は、おそらく異論が出ないと思います。認可されているものは比較的毒性が弱いとは言え、これが毎日積み重ねられるとしたら、どうでしょうか。また自然環境そのものが汚染されていますから、添加物
や農薬以前の問題で、毒性を帯びている事も十分に考えられます。
また有害な科学物質が混入された石鹸・シャンプー・洗剤・整髪量、化学繊維など、生活に密着した有毒物質を数え上げればキリがありません。そして排煙や排気ガス、タバコの煙など、呼吸をするだけでも毒素は体内に入ってきます。
では健康に生きていくためには、環境汚染の少ない地域で無農薬野菜などを栽培しながら生活するしかないのか? という極論を主張するつもりはありません。そういった状況の中では、体内に毒素を蓄積させず、積極的に出していく姿勢を基本にすれば良いのです。
無理なく出来る範囲で、十分に身体を汚染から守る事が可能です。個人個人の生活スタイルや体質によって、効果的な取り組み方は異なります。私の治療には、そのための個別の助言も含まれています。